札幌市をはじめ、道内で64歳以下の基礎疾患を有する方への新型コロナウイルスワクチン接種の事前登録が始まりました。それに伴い、基礎疾患に関するお問い合わせの数も増えてきております。基礎疾患の定義の中で、「ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている」との記載があるため、潰瘍性大腸炎やクローン病の方で5-ASA製剤(ペンタサ®やアサコール®、リアルダ®)や成分栄養剤(エレンタール®)のみで落ち着いている場合は現時点では基礎疾患の定義に該当しないと思われますのでご注意ください(基礎疾患の他の項目に該当する場合は除きます)。ステロイドや免疫調節薬(イムラン®、アザニン®、ロイケリン®など)、生物学的製剤(レミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®、エンタイビオ®、ステラーラ®など)、ゼルヤンツ®、プログラフ®などをご使用されている方は基礎疾患の定義に該当すると思われますので、優先接種をご希望される方は各自治体の登録方法をご確認ください。尚、4月のお知らせにも記載しておりますが、「その病気を診てもらっている医師に今日の予防接種を受けてよいと言われましたか。」との文章がワクチンの予診票に記載されています。当院通院中の患者様においては、病状や治療の内容に関わらず、ワクチンを希望されている方には投与してよいとお答えしております。ご不明な点等ございましたら診察の際に主治医に改めてご確認をお願いいたします。