おなかの症状は相談しにくいので、病院に通うのが後回しになりがちです。しかし腹痛や下痢、血便などの症状を軽く考えてはいけません。このような症状を引き起こす病気の中にIBDが隠れている可能性があります。 IBDはInflammatory Dowel Diseaseの頭文字を省略したもので、日本語では炎症性腸疾患と呼ばれています。IBDには潰瘍性大腸炎とクローン病という2つの病気があり、いずれも消化管に慢性的な炎症を起こす原因不明の難病とされています。 札幌IBDクリニックは、これら2つの病気のみを診療する専門クリニックとして、令和2年9月1日より診療を開始いたしました。残念ながら現在の医療技術において、IBDを治癒させることはできません。さらに、この病気で苦しむ患者さんは年々増え続けています。一方で、薬物治療や検査機器の目まぐるしい進歩により、通院しながらも普通の生活を営むことができる方が以前と比較して増えてきています。 豊富な経験と専門性の高い医療技術を持つスタッフが、IBDと共に生きる患者さんを全力でサポートいたします。 皆様に親しんでいただけるよう、Sapporo IBD Clinicから愛称をSAPICL(さぴくる)と名付けました。“さぴくる”でIBDによる悩みを忘れられる生活を、私たちと一緒に見つけていきましょう。
IBDと共に生きる患者さんを全力でサポート
理事長/院長
田中 浩紀