田中浩紀院長を研究責任者として行われた潰瘍性大腸炎に対するヒュミラの短期有効性と臨床的特徴を評価した共同研究の結果が学術誌『Medicine』に掲載されました。国内7施設、91症例を対象とした多施設後ろ向きコホート研究であり、すでに臨床で幅広く使用されているヒュミラの潰瘍性大腸炎における実臨床での有効性が改めて確認され、さらにヒュミラ開始時の血小板高値例は早期の有効性が期待できるという臨床的特徴が導き出されたことは、臨床上とても意義のあることだと思います。統計解析のご指導を賜りました野島正寛准教授(東京大学医科学研究所)、及び症例登録に御協力頂きました研究参加施設の先生方にはこの場をかりて厚くお礼申し上げます。
Predicting a rapid response to adalimumab treatment and favorable short-term outcomes through the high platelet count in patients with ulcerative colitis: A multicenter retrospective cohort study
Ryosuke Sakemi, Maki Miyakawa, Hiroki Tanaka, Masanao Nasuno, Satoshi Motoya, Tokuma Tanuma, Manabu Ishii, Hideyuki Yanagisawa, Masaki Yamashita, Nariaki Toita, Ryo Suzuki, Toshihisa Kobayashi, Masanori Nojima, Suketo So
Medicine. 2020 Nov 20; 99(47): e23344.